昨年8月、子供たちに水耕栽培を通してSDGsへの理解を深めてもらうことを目的にしたイベントが株式会社ジョビアで実施されました。
この企画はYCVB(横浜観光コンベンションビューロー)がSDGsコンテンツ造成の一環として行ったイベントです。会場となった株式会社ジョビアでは廃ビルを改修し、ビル全体で植物などを生産、加工、販売をすべて行う第6次産業を行っており、今回はこのYCVBと株式会社ジョビアが共同でこのイベントを開催し、はまみらいのYCVB連携チームは運営としてこのイベントに参加しました。
1.「知る」水耕栽培についての講義
最初に水耕栽培に関する講義をしました。そこでは植物栽培に必要なものは何か、LEDでも植物を栽培できるのか等、画像を見せながら理科の先生が説明してくれました。
またこの会社で行っている水耕栽培の方法やSDGsの取り組みを小学生にも親しみが持て、楽しめるように工夫して説明していました。
そのほかにも先生が実際に栽培している水耕栽培を見せることや説明に使用したスライドもイラストが使用されていて、子供たちが長い講義に飽きない工夫がなされていました。
2.「体験」水耕栽培の見学・実践・実食
水耕栽培を「体験」するために見学、実践、実食を行いました。
1,見学
ビルの3回にあるLED菜園で実際に植物を育てている様子を見学します。
植物によってLEDライトの色を変えることで効率よく植物を育てていることを実際に目で見て学ぶことができます。その他に、菜園の中をきれいな空間に保つために設置してあるチリや髪の毛、虫を落とすエアシャワーの体験も行います。
2,実践
見学のあとはついに実際に種の植え付けを行います。簡易的な便利な栽培キット用意されていて、小学生でも簡単に植え付け体験を行うことができます。
講師の方の協力もあり子供たちも思い思いに作業をすることができました。
3,実食
最後はジョビアさんの、実際に水耕栽培で育てた葉野菜やハーブを使った料理「アイコニックパワーサラダ」の実食を行いました。
14種類前後の葉野菜のうち半分の7種類がLED菜園にて栽培されています。他のお野菜についても、近郊の信頼できる契約農家から届く規格外野菜を利用し、フードロス削減にも貢献するメニューです。
小学生のお子さまには「ジュニアセット」として、サラダにフォカッチャとスープを提供しました。デザートには、神奈川県の生乳100%使用のきんたろう牛乳を使ったミニソフトクリームもサービスしました。
3.振り返り・感想
今回、8月にこのような企画をジョビアさん、YCVBさんと連携して行えて、とても貴重な経験ができました。また、この企画を通して小学生の子たちだけでなく私たちも水耕栽培、SDGsについて深く学ぶことができ、今後このようなSDGs達成のための活動が活発になっていってほしいと感じました。
これから自分たちもそのような活動に積極的な参加していきたいと思いました。
都市科学部都市基盤学科 伊藤幸哉
都市科学部都市基盤学科 大野倫
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