はまみらいメンバーの「災害への備え」 ~最中編:実際に地震が起きた時にはどのように行動すべきか~

こんにちは、はまみらいプロジェクトHPチームの藤田です!

はまみらいメンバーの「災害が起きている最中」 ~実際に災害が起きている最中にどのように対応するのが良いか~

はまみらいメンバーが実際に行っている「災害への備え」をお届けする記事、第5弾のテーマは「実際に地震が起きているときや、地震の後や津波避難のときに行動をすれば良いのか」です。これまでの記事では具体的な対策方法や情報の収集の仕方、心構えをメインでお届けしてきましたが、今回の記事では

・実際に地震が起きている時にはどのような避難行動をすれば良いのか

・地震の揺れが収まってからどのような行動をすれば良いのか

・津波が来る恐れがある時にはどのような行動をすれば良いのか

といった、災害が実際に発生しているときにどのような行動をすれば良いのかについて述べていきます。

1.実際に地震が起きている時にはどのような行動をすれば良いのか

 突然ですが、地震が起きた時や緊急地震速報が発令され、自分が住んでいる所が対象範囲に含まれている場合、どのような行動をすべきか皆さん知っていますか?

 現在の技術では、いつ地震が起きるのかを予測することはできません。なので、地震が起きたら、その時にいる場所に合った行動を取れるようにしておくことが大切です。まずは、緊急地震速報が発令されたときや地震の揺れを感じたときに場所毎にいくつかのケース(家にいる時、屋外にいる時、駅や商業施設にいる時、車の中にいる時、エレベータにいる時)に応じた対応方法を見ていきましょう。

 ≪家にいる時に地震が起きたらどう行動すべきか≫

まず、家で地震の揺れを感じたら、部屋のドアを開け、火を付けている場合は火を消し、ガス栓も閉めた後、すぐに頑丈な机やテーブルの下など物が「落ちてこない」「倒れて来ない」「移動して来ない」場所に移動しましょう。また、地震の揺れが収まってからもものが倒れていることや窓ガラスや食器が床に散らかっていることがあるかもしれませんので、周りに注意しましょう。

 ≪家の外(屋外)にいる時に地震が起きたらどう行動すべきか≫

家の外(屋外)にいる時に地震が起きた場合、まずは、ブロック塀や自動販売機、看板などの落下する危険性があるものから離れましょう。ビルが多いところだと上からまどガラスの破片や看板などが落ちてくるかもしれないので注意が必要です。カバンや上着で頭を守りながら、公園や空き地などの安全な場所に避難するようにしましょう。

 ≪駅や商業施設にいる時に地震が起きたらどう行動すべきか≫

駅や商業施設にいる時に地震が起きた場合、まずは、その建物について詳しいスタッフの案内に従って行動しましょう。スタッフからの案内がない場合でも、慌てて非常口などに駆け出すと危険なので、そのようなことはしないようにしましょう。また、自分の鞄などで頭を守るなどして、つり下がっている電気や掲示物のそばから離れることを意識しましょう。

 ≪車の中にいる時に地震が起きたらどう行動すべきか≫

車の中にいる時に地震が起きた場合、まずは、ハザードランプを点滅させ、周囲の車のスピードを意識しながら緩やかに速度を落とし、道路の左側で外壁の倒壊や窓ガラスの落下の影響を受けない場所に停車できる所に停車しましょう。

 ≪エレベータにいる時に地震が起きたらどう行動すべきか≫

エレベータの中にいる時に地震が起こるということは想像するだけでも怖いですよね。テレビでも「~人がエレベータに閉じ込められています。」という話をよく聞くと思います。でも、もしそうなってしまった場合は、慌てずに以下に示すことを行って下さい。まずは、落ち着いて全ての階のボタンを押すことて下さい。エレベーターは最寄り階に止まるため、揺れによる閉じ込めを防ぐことにつながります。また、エレベーターは地震になると緊急停止をすることがありますが、パニックにならず、インターホンで連絡をするようにしましょう。

2.地震の揺れが収まってからどのような行動をすれば良いのか

 揺れが収まっても安心はできません。余震や火災、そして津波といった二次災害に注意しなくてはなりません。震度6弱以上(震度6弱以上ではなくてもかなり被害が出た場合も含む)のような強い地震を経験した場合は地震直後、津波避難しなければいけない場合は地震直後から津波避難をする前に行って欲しいこと、及び、注意して欲しいことが4点あります。

・地震が起きた時に、火を消すことができなかった場合は地震の揺れが収まったら必ず火を消しましょう。そのときに、火が消えていてもガスが漏れていることもあるので、ガスの元栓も閉めるようにしましょう。

・行動をする際は、落下物や足元に注意しましょう。ものが倒れていることや、窓ガラスや食器の破片が床に散らかっていることがあるかもしれません。なので、家の中を歩くときにもヘルメット等で頭を保護し、靴や上履きを履く等をしましょう。近くにヘルメットや靴や上履きがない場合は、鍋やスリッパ等で代用しましょう。

・避難をする前に暖房器具を消しましょう。揺れによりストーブなどの暖房器具が倒れている可能性があり、火災の原因になることもありますので必ず確認をし、暖房器具が倒れていたら、必ず元のように戻しましょう。電気が復旧したら、暖房器具が勝手につき、火災の原因になる場合もあるためコンセントを抜いておきましょう。

・避難をする前にはブレーカーを切るようにしましょう。停電をしている場合、避難中に電気が復旧する可能性があり、そのことにより通電火災が生じる可能性があります。また、停電していない場合でも、漏電により火災が発生する可能性があるので、ブレーカーを切りましょう。

3.津波が来る恐れがある時に注意して欲しいこと

 2.に記したことをしたうえで、津波が来る可能性がある際には、避難をするようにしましょう。避難の際にも家の中と同じように、ヘルメットを付け、靴を履いた状態で避難するようにしましょう。その時に注意して欲しいことが5点あります。

・非常用品は両手がフリーになるようにリュックに入れ、身軽に避難できるように最低限のものだけを持ち出すようにしましょう。

・徒歩で避難するようにしましょう。自動車での移動は交通渋滞の原因となり、緊急車両の通行の妨げとなるのでなるべく避けるようにしましょう。避難時は、道路に亀裂が生じたり、マンホールなどが隆起しているおそれがあるので注意しましょう。

・身の安全を確保しながら避難所に行きましょう。事前に避難所の場所や危険箇所を記したハザードマップなどを確認しておきましょう。「災害伝言ダイヤル」や「災害伝言板」などを使い、家族にメッセージを残しましょう。

・近所同士で助け合いましょう。大規模な災害では、家族や近所の人の協力による救助や応急手当が生死を分けるため、お互いの家族構成やライフスタイルを知らせ合うなど、普段からの交流を大切にしましょう。また、避難の際も、近所で声をかけ合いましょう。

・余震による二次災害に注意しましょう。建物が余震などで崩れてくる可能性があるため、自治体や気象庁が発表する余震情報、危険箇所に関する情報、気象情報に留意しましょう。また、急な斜面や家屋にはできるだけ近づかないようにしましょう。

・さいごに

 今回は、実際に地震が起きているときや、地震の後や津波避難のときに行動をすれば良いのかについてお伝えしました。是非、今回の投稿の内容を参考に地震が起きた時は対応をしていただきたいです。

今回の記事についても最後までお読みいただきありがとうございました。はまみらいプロジェクトのHPチームでは、学生主体のTwitter防災アカウントを運営しています。横浜の防災情報や防災豆知識などを発信しているので、こちらもぜひフォローよろしくお願いします!


都市科学部都市基盤学科 藤田光

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